周期・日数・出血量が正常の範囲に当てはまらないもの。
個人差があるとはいえ、範囲と言うものがある。
周期…月経と月経の間隔を言う。始まった日を1日目として数え、25日~38日の範囲なら正常。
月経量…月経中の出血量は人により違うが、おおむね1回の月経で20~120ml(生理用ナプキン20枚前後)ぐらいなら正常。
持続日数…短ければ3日、長ければ7日、が正常の範囲。
頻発月経とは、月経周期が25日以内かつ、ひと月に2日以上あることを言う。原因には、無排卵による不正出血の場合と、排卵はあるけれどプロゲステロンの量が少ないために周期が短くなってしまう場合とがある。
基礎体温をつけると、無排卵の人は高温期と低音期のの区別がないし、プロゲステロンの分泌量が少ない人は高温期の期間が短いのでわかる。
稀発月経とは、月経周期が35日以上の間隔で来ること。これは、40日型、45日型というようにいつも一定した長い周期で月経が来るものと、不定期で1年に3~4回くらいしか来ないものとに分けられる。
ゲインは卵巣機能不全によるものが多く、特に無排卵の人が多い。
卵巣の働きが悪い場合には、頭痛・肩こり・冷えなどの症状を訴える人もいる。
稀発月経を放っておくと無月経になってしまうこともあるので、早く婦人科で見てもらうこと。
妊娠すると月経が止まるけれど、それ以外で月経がないことを「病的無月経」といいます。これは、18歳になっても初潮が来ない原発性無月経と、一度でも月経があった後で、2ヶ月以上全く月経のない続発性無月経とに分かれる。
原発性無月経には、先天的に卵巣や性器に異常がある場合と思春期以前の大病が原因である場合とあり、それぞれの原因によってきちんとした医師の診断と治療を受けること。
続発性無月経は、視床下部から卵巣にかけてのホルモンに関することや、子宮に関することが原因であることが多い。ストレスがたまったり、激しいダイエット等で栄養障害を起こしたりすると、視床下部がホルモンを出すための命令を出さなくなってしまう。結果、無月経ということになる。これはホルモン療法などで治せる。
また、子宮のトラブルで、子宮内膜がホルモンに反応しないことから月経が来なくなることもある。腹膜炎や結核にかかった場合、人工妊娠中絶を繰り返した場合等に見られる。
栄養事情の良い現代では初潮が来る年齢が少しずつ早まっているが、10歳以下の少女に初潮があった場合はなんらかの異常があると思われる。
その症状としては、早すぎる初潮だけでなく、第二次性徴の特徴である乳房の発達や恥毛や腋毛なども生えてくる。しかし精神面は伴わず、身体だけが女性になっていく。
原因として一番考えられることは、卵巣のホルモン分泌を司る間脳や下垂体に早くからホルモンを分泌するように命令すること。他に、副腎皮質や卵巣にホルモンを分泌する腫瘍ができてしまっても、早発月経となる。
最近では大半の女性が15歳くらいまでに初潮があるものだが、中にははじめて初潮が来るケースがある。これを遅発月経と呼ぶが、単に性中枢の発達が遅れているだけである。
しかし場合により、原発性無月経の人がいるので、18歳になっても初潮が訪れない場合は、放置せずに、必ず婦人科医に相談すること。
月経の出血量が多いことを言う。血液量が多いほかにレバーの塊のような血の塊も一緒に出てくる。
これは思春期のまだ子宮が十分に発達してない頃や、更年期になってホルモンのバランスが崩れた時などによくある。卵巣の働きが悪いとエストロゲンの分泌が十分でなく、子宮内膜を溶かして月経血を流れやすくする酵素が不足するため多量のどろっとした塊が出てくる。めまいや立ちくらみを伴うときもある。
また、この過多月経という症状は、子宮筋腫や子宮内膜症がある場合にも見られる。この場合は月経痛を伴ったもので、25歳を過ぎてからの過多月経はこういう病気の場合もあるので注意。放っておくと、出血多量のために貧血症、めまい、むくみ、頭痛などの全身症状に広がっていくのでこれも注意。早めに原因を見つけて治療を受けること。
過多月経と逆に月経量の少ないこと。多い日でも生理用ナプキン2枚程度。子宮の発育が不全な場合や、卵巣ホルモンが正常でない場合に多い。このまま放っておくと、無月経になることもある。
また、こうした過少月経の人は、無排卵性の月経である場合が多く、早めに治療しないと妊娠が難しい場合もある。
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