女性は男性に比べると、もともと骨量が少ないうえに、閉経によって骨量がますます少なくなってしまうのだが、これは骨形成を促進し骨吸収を調整するエストロゲンが更年期で減ってしまうために起こる。だからエストロゲンを補充するホルモン補充療法は、骨粗しょう症の予防に効果があるのだ。
しかし、骨粗しょう症の予防にはホルモン補充療法だけでは十分でなく、カルシウムやビタミンDの摂取と同時に適度な運動も必要である。
骨量の測定は、骨粗しょう症の恐れがあるかどうかを調べて、病気の進行を予防するために行う。女性は、エストロゲンの減った更年期以降、急激に骨の密度が低くなる。それは、エストロゲンには骨からカルシウムが溶け出すのを抑え、骨量を調整する働きがあるため。
閉経後の骨が減ってしまってからでは、その骨量を取り戻すことはできない。そのため現在では、更年期の女性は早めに骨量を測って、骨粗しょう症を予防しようと言う考え方になっている。
骨量を測れる場所は、産婦人科や整形外科のほか、保健所が生活習慣病検診として行っているところもある。はかるものはおもに次に挙げるものがある。
● 腰椎単純X線検査
● 骨萎縮度測定法(MD法)
● デキサ法
● 超音波測定法
腰椎の前後方向をX線撮影して、肉眼で骨密度の状態を判断する方法。
アルミ製の濃度表と手のひらを並べてX線撮影し、濃度表との対比で骨量を測定する。最も一般的な方法。
二重エネルギーX線吸収法ともいい、高低2種類のエネルギーのX線を照射して、その透明度によって腰椎や大腿骨の骨密度を測定する方法。全身どこでも測定できるが、大掛かりな設備が必要なので一般的な方法ではない。
超音波を発信して、かかとの骨に伝わる速度や強さで骨密度を測る方法。
Copyright(c)女性の健康について考える