間違ったダイエットを何度も繰り返した体は、どんどん痩せにくい体になっていく。またまだ成長期の若い女性の無理なダイエットは、ホルモンに影響を与え、女性としての機能まで危うくして、その後の人生に影響を与えることも。
痩せていることだけが美しいのではなく、健康であることが美しいのだという意識を持ってダイエットに臨もう。
汗をかくような運動をしたり、サウナに入ったりすると、体重が1~2kgへっていることがある。そのせいでよく、「汗をかけば痩せられる」と思っている人がいるようだが、これは残念なことに一時的なもの。水分を補給すればすぐに元に戻ってしまう。体脂肪は汗に溶けないので、汗と一緒に流れ出すことはない。
また、運動にしても、1日2日、汗をかいた程度では体脂肪は減らない。体脂肪を減らそうと思ったら、有酸素運動を1日20分以上、週2~3日続けなければ効果は出ないのである。
はっきり言うが、「便は脂肪ではない」ので、便秘であることと肥満はまったく関係がない。よく、便秘をすると太りやすいと考えてすぐに下剤を使う人がいるが、まったく無意味な行為である。確かにその場で溜まっていた便の分何グラムかは体重が減るのだろうけれど。
それより、下剤がクセになって便秘が悪化しないように気をつけたほうが、体には良いのである。
「揉み出し法」「ローリング法」など、いろいろな痩身法があるけれど、体脂肪は体を動かして燃焼しない限り、減ることはない。いくら、揉んだり叩いたり、温めたりして体の外から圧力を加えたところで体脂肪はそのままで、体外に溶け出すことはない。
また、病的に太って自分で動くことのできない人に、外科的手術で体脂肪を取り出すことはあるけれど、手術した場所の皮下脂肪が取れるだけで、内臓脂肪はそのままである。
揉むだけで痩せたように見えるのは、緩んだ皮下脂肪が筋肉にひきつけられただけで、体脂肪そのものが減ったわけではないのである。
誰でも痩せることを考えた時、「ラクして早く痩せたい」という気持ちがあることだろう。しかし、「急がば回れ」のことわざの通り、バランスのとれた食事と適度な運動を組み合わせて痩せる正攻法が、結局は最も確実な痩せ方である。
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