コレステロール胆石は、胆汁の中に一定の割合で含まれているコレステロールが多くなり過ぎた時できる。コレステロールは元来水に溶けにくい物質なのだが、体内では胆汁酸とレシチンの作用により、固まらずに腸に向かって流れていく。ところが何らかの理由で胆汁の中でコレステロールが増えすぎると、他の物質とのバランスが崩れて固まってしまうことにより、胆石になってしまう。
最近では胆石を持つ人の数が増え続けている。戦前の日本では胆石症患者は少なく、いても大半がピリルピン胆石の患者だったのが、今では胆石の保有者が増えてその6~7割がコレステロール胆石の患者といわれるなど、欧米に近くなってきた。これは食生活の変化や運動不足、ストレスの増加などが関係していると考えられている。
ピリルピン胆石は、もともと赤血球のヘモグロビンからつくられる色素であるピリルピンが、細菌感染などにより分解してしまった際に、カルシウムと結合して胆石になる。
胆石と遺伝の関係はまだはっきりとしたいないが、できやすい体質というのはあるようだ。そのような人が動物性たんぱく質を多く撮ったり、ストレスの多いなどのこの病気にかかりやすい生活をしていると、胆石のできる可能性がそれだけ大きくなる。
動物性脂肪を多く取る人 1日あたりの摂取総カロリーが高い人、一度にドカ食いをする人は胆汁排泄のリズムが狂いやすく、胆石ができる原因に。
年配の女性 胆石症は男性よりも女性のほうが1.5~2倍も多いと言われており、しかもコレステロール胆石が多いのが特徴。だから、コレステロール胆石にはホルモンが関係しているのではないかと考えられている。年齢的には30代から増え始め、60代~70代に最も多い。
妊娠回数の多い女性 妊娠中に胆道が圧迫されて、胆汁の流れが悪くなるためと、ホルモンに変化が起こるためと考えられている。
ストレスの多い人 精神的な緊張のために自律神経の働きが狂い、胆のうの働きが悪くなるケースが。
事務職の人 一日中座っている姿勢の人は、上腹部を常に圧迫しているせいで胆石ができやすいのではと考えられている。
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