胆石症の治療は、できた胆石を除去すること。
その方法には、開腹手術で摘出する他に、胆石を溶かす溶解剤を服用する方法、体外から衝撃波をあてて胆石を細かく砕く方法、内視鏡を使って胆石を除去する腹腔鏡下胆のう摘出手術などがある。
どの方法を選ぶにしても、胆石の種類や大きさ、数、胆のうの状態など、さまざまな条件が絡んでいるので、どの治療法を用いるかは医師とよく相談すること。
溶解剤を飲めばすべての胆石が立ち所に溶けて消えてしまうわけではなく、溶解剤が使えるケースというのは限られていて、患者さん全体のほんの数%といわれている。
条件は、まず、コレステロール胆石で石灰化していないこと、胆のう胆石であること、大きさが1㎝以下であること、症状があまりなく、胆のうや胆管に異常がないこと、生活習慣病などの合併症がなく、妊娠していないこと。このすべてを満たすものでなくてはならない。
さらに、飲み始めてすぐには効果が出ないので、気長に治療すること。
体外から衝撃波をあてて、胆石を細かく砕いた後溶解剤を服用して胆石を溶かす方法。この治療を受けるにもさまざまな条件が必要。
ます、コレステロール胆石であり、石灰化していないこと、医師の数は3個までで大きさは2.5㎝まで。胆石が体内で動く状態にあること、これらの条件を満たすこと。
また、破壊された胆石が胆管を通過する際にトラブルが起きたり、石が残ってしまうこともあるなど、なかなか根治治療にならないという欠点がある。
ただ、開腹手術と違い、体に傷が残らず安全性が高い、苦痛がない、入院期間が短く日常生活にすぐ復帰できる、などの利点もある。
従来の開腹手術と同じことを、開腹しないで内視鏡を使って行う方法。具体的にはお腹の4ヶ所に細い管を指し込む。そのうちのひとつに内視鏡を挿入して腹腔内の様子をモニターで見ながら、残り3本の管で胆のう摘出のための手術をする。
胆のうまで摘出する理由は、胆のうを残すことによって再度胆石ができる可能性が高いから。1年後には約1割、5年後には半数の人が再発しているという報告があるほどである。また女性の場合、胆のうがんを併発することが多く、胆のうを取り去る方がいい。この場合、胆のうを摘出しても特に問題はない。
この方法は開腹しないために入院期間も短く、痛みも軽く、癒着などの述語生涯も少ない。傷跡がほとんど残らないなど、今後の胆石治療の主流になるものと期待されている。
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