膀胱とは、腎臓で作られた尿を、尿管を通った後でいったんためておくための器官。伸縮自在で、尿がたまるとふくらむ。一般には、膀胱に尿が200~300mlほどたまると膀胱に分布する知覚神経が刺激されて尿意を催す。膀胱炎とは、この膀胱が、細菌に感染して炎症を起こした状態を言う。
特に女性は、排尿のための出口である外尿道口と膀胱の間をつないでいる尿管が3~4㎝と短く(男性は約16㎝)直線的であるため、雑菌が膀胱に入りやすくなっているので、膀胱炎は女性に圧倒的に多い。男性の5倍とも10倍とも言われる。軽度のものを含めると、すべての女性が一生に一度かかる病気だという人もいる。
よくある症状としては、まず排尿の回数が増える(頻尿)、排尿のとき、特に終わりごろに下腹部が痛む、尿が濁る、排尿後残尿感がある、など。
また、膀胱炎は非常に再発しやすく、完治したように見えても実は細菌が残っていたり、病気になる前と同じような生活習慣を続けたりすることによって再度感染してしまいやすい。
膀胱炎自体はさほど恐ろしい病気ではないのだが、治療を怠り放置しておくと、腎盂炎を引き起こしたりするので、きちんとした治療を受けること。
膀胱炎を引き起こす原因筋は、主として大腸菌、ブドウ球菌などが考えられている。そもそも膀胱には最近に対する自己防衛力があるので、もし細菌が進入してきても普通は尿と一緒に洗い流されてしまったり、膀胱の粘膜の殺菌作用で防御したりと、すぐに膀胱炎になることはないのである。
しかし、風邪や過労などで体力が低下していたり、ストレスがたまって自己防衛力が衰えたりしていると、細菌の感染を呼びやすくなり、発病する。
また、下痢や月経、便秘、性交などをきっかけに細菌が進入し、その細菌が多量で毒性が強かった場合も、感染の原因となる。
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