痔というのは、肛門部(肛門管)のすべての病気をさす。したがって、一口に痔と言ってもいろいろな病気が含まれる。
代表的な病気は、痔核(通称いぼ痔)、裂肛(通称切れ痔)、痔ろう(通称あな痔)の三つ。女性の場合は約6割が痔核。次いで裂肛で、痔ろうはほんの少しである。
ある調査によれば日本人の3人に1人が痔に悩むとも言われる。特に女性の場合はそれまでなんともなくても妊娠・出産をきっかけに痔になる人が多いのが特徴。
痔には激しく痛むものと、ほとんど痛みを感じないものがある。それは肛門管のどの部分に痔ができるかによる。
われわれが通常肛門と呼んでいるのは、お尻の穴から約3㎝ほど中に入った部分で、医学的には肛門管と呼ばれている。そして、肛門管のちょうど中間、1.5㎝程のラインを歯状線と呼ぶ。そしてこの歯状線より奥は腸の一部となり、痛みに鈍感である。しかし、歯状線より手前は皮膚と同じ神経が走っているので痛みに非常に敏感である。
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