痔核には、できる位置によって、2種類の呼び方がある。歯状線の外側にできた外痔核は激しい痛みが伴うが、たとえれば肛門皮にできた血豆のようなもので、3週間ほどの通院と薬で簡単に治る。
歯状線の内側にできる内痔核は。
「痛みもないのに突然出血する」のを「第1度」、「排便時に肛門からいぼが飛び出して排便が終わると自然に戻る」を「第2度」、「排便後も自然に戻らず手で押すと戻る」が「第3度」、「手で押しても戻らない」が「第4度」と4段階の進行がある。普通、第1度から第4度まで進行するのには十数年かかり、早い時期の治療はそれだけ早く治る。
第1度なら、便秘に気をつけて清潔にし、血行をよくして体調を整えれば自然に治る。第2度は軟膏を使用しながらやはり便秘に気をつけ、体調を整えれば治る。第3度はから4度の場合は手術が必要となる。結さつ切除法という20分程度ですむ手術で、術後の痛みも少なく回復も早い方法である。
歯状線より外側の皮膚が破れた状態で、激しい痛みを伴う。そのため排便がしにくくなり、便が硬くなるのでますます排便時に避けやすくなるという悪循環になりやすい。そしていつまでも傷口が塞がらずに潰瘍化した裂肛を慢性潰瘍性切れ痔と言って手術が必要に。しかし、潰瘍化する前の裂肛は、便秘の改善などの生活指導や投薬で、ほぼ治る。
もっとも治りにくいのがこのパターン。
出血も痛みもそれほどないが、肛門付近が膿でべたべたして下着を汚すように。
ほとんどの場合治療は手術で行う。ただし、原因となる炎症を起こしている腺を取り除かないと、膿が他の出口から出てきて完治しない。そのため以前は、肛門括約筋を含む痔ろうの部分すべてを切除するという方法を使っていたのだが、この方法では、手術後の肛門の締りが悪くなって便が漏れるという難点が。そこで最近では肛門括約筋を傷つけない手術が考案されている。
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