腰痛

腰痛について

はじめに

 人間の骨盤は、もともと直立歩行には向かない構造になっている。そのうえ、女性の骨盤内臓器は男性に比べて複雑にできていて、月経や性行為によってうっ血や充血を起こしやすく、妊娠・出産によってもダメージを受ける。また、ヒールの高い靴などを履くのでさらに腰に負担がかかったりする。
 こうした腰への物理的負担からくる腰痛のほかに、子宮筋腫など婦人科系の病気による腰痛も心配なところ。また、急性の腰痛には背骨や脊髄の病気や、腎臓、肝臓など、内臓の病気も考えられる。
 このように女性の腰痛には、さまざまな原因が考えられ、診断が難しい特徴がある。しかし、一般に内科的・整形外科的な病気が原因でない腰痛は、腰痛症と言って、日常生活の工夫でかなり改善することができる。

原因

 腰痛の原因は。
Ⅰ 悪い姿勢
Ⅱ 柔らかい寝具
Ⅲ かかとの高い靴
Ⅳ 運動不足
Ⅴ 加齢
Ⅵ 精神的ストレス
Ⅶ 台所の設備と体との不調和
  などが考えられる。

こういう人は注意!

 肥満体型の人は、体重が重すぎるというだけで腰に負担がかかるし、日常生活でも運動不測であることが多く、筋力も落ちている。そうすると姿勢が崩れて腰痛を起こす原因となる。また逆にやせすぎの人は、筋肉が十分に発達しておらず、腰痛になることがある。
 日頃から体力をつけるように心かげる、肥満体型の人は体重ダウンを図るなどの努力が必要である。

ぎっくり腰

「ぎっくり腰」という名前をよく聞くが、これは正式な病名でなく、いろいろな急性腰痛症の総称として使われている名前。ドイツでは「魔女の一撃」と呼び、一般には重いものを持ち上げようとして、急に腰がぎくりとして動けなくなった、というような場合を示すことが多いようである。  今までは、このようの急性の腰痛は、痛みが静まるまで動かないのが鉄則とされてきたのだが、最近では、ある程度動かしたほうがいいとされるようになっている。起き上がるのさえ困難な場合には無理に動くことはないが、痛みが軽くなり、一人で動けるようになったら病院に行くといい。  ぎっくり腰は、たとえなんの治療をしなくても3ヵ月後に早く9割の人が治っている病気である。放置したからといって大事に至らないのである。

予防法

 次にあげるのは、陽通称を予防するための生活のアイデアである。効果的なので試してみると良い。
Ⅰ 流し台はひじの高さより10㎝ほど低いものが良い
Ⅱ 床や階段はワックスで滑り過ぎないようにする。また、階段には滑り止めをつける
Ⅲ 足元の重い物を持ち上げる時は、中腰にならず、しっかりと膝を曲げて腰を下ろしてから持ち上げる
Ⅳ 寝具は固めのものを選ぶ
Ⅴ トイレは和式より洋式のほうが腰への負担が少ない
Ⅵ 脚に合ったサイズの靴を履き、ヒールの高さは5㎝以下にする
Ⅶ 座るときは背筋をまっすぐにして座り、上体を前かがみにしたり、背もたれに預けっぱなしにしない

また、このような生活上の工夫と同時に、エクササイズをすることも良い予防法である。腹筋と背筋のバランスが悪くても腰痛は起きやすくなるので、両方を鍛えること。

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