低血圧とは、血圧が正常値(最高140mmHg・最低90mmHg以下)を下回っていることで、一般には最高血圧が100mmHg、最低血圧が60mmHg以下を言う。症状としては、目まい、頭痛、立ちくらみ、動悸などがあるが、いずれも日常生活には差し支えない程度である。
低血圧には、体質的なものからくる本態性低血圧症と、一時的に低血圧になる起立性低血圧症、なんらかの病気が原因で起こる続発性低血圧症がある。低血圧の90%が本態性低血圧といわれている。
体質的なものからくるもので体質性底血圧とも言われ、低血圧の中で最も多く見られる。主な症状は、頭痛、頭重、倦怠感、目まい、疲れやすい、吐き気など。このタイプは血圧が正常値より低いだけで病気とは言えないタイプ。
急に立ち上がったり、起き上がったりしたときに、一時的に最高血圧が25mmHgよりも下がり、低血圧になる。目まいや立ちくらみ、ふらつき、視力障害、頻脈などが現れる。神経系の病気や糖尿病が原因で起こることもあるが、体質的なものが多いのでほとんど心配いらない。ただ、あまりにたびたび起こる場合は念のため受診すること。
心臓病や肺の病気、ホルモンの異常、消化管出血、降圧剤などが原因で、二次的に起こる低血圧。血圧が低くなるだけでなく、他にもいくつかの症状を伴うのが特徴。原因の病気が治れば低血圧も解消される。
病気が原因の低血圧はその病気を治療することが先決だが、それ以外の低血圧は、病気だとは思わず元気に過ごすことが大事。過労や寝不足を避けて、規則正しい生活をすること。また、日常のちょっとした工夫で、不快な症状はやわらげられる。
逆に、低血圧の人は、長寿が多いというデータもあるので、趣味を持って積極的に活動していこう。
○朝はきちんと起きる
よく低血圧の人は朝が弱いと言うが、苦手だからと寝坊をする癖をつけずに、決まった時間に起きる習慣をつけること。更に、起床したらすぐに熱めのシャワーを浴びるようにすれば、エンジンがかかりやすくなるはず。
○午前中に体を使う
できるだけ午前中に体を動かして、血行を良くするようにする。また、低血圧の人は疲れやすいことから運動不足になってしまいがち。それが血行を悪くして、ますます症状を促す効果になるのである。毎日軽い運動を心がけるといい。特に、朝のウォーキングや水泳は、低血圧にいいスポーツと言われている。
○偏食はしない
決まった時間にバランスの取れた食事をしよう。少しのアルコールは食欲増進効果があるけど、もちろん飲みすぎは禁物。また、タバコ、コーヒーは控えめに。
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