ドライアイとは、一般的な呼び名で、医学用語では「涙腺分泌減少症」、または「乾性角膜結膜炎」という。文字通り、目の表面を保護している涙が減少したために、目の表面の粘膜が障害を受けている状態のこと。
常に涙で目を潤しておくには、1分間に20回程度のまばたきが必要だといわれているが、コンピュータなどの画面や書類を非常に近い位置で集中して見続けていると、まばたきするのも忘れてしまいがち。
結果、目の表面が乾いてしまう。
また、最近はどこでもエアコンの設備が万全なため、乾燥した環境が涙の蒸発を早めて、ドライアイをつくりやすいといえる。
目が乾いていると自覚している人は少なく、なんとなく目が疲れる、タバコの煙がやたら目にしみる、目が痛い、目が重い感じがする、充血しやすい、目がかゆい、目やにが出るなどが一般的。目の症状以外にも、頭痛、肩こりなどの全身症状までも引き起こすことがある。
また、乾いているはずなのに、反対に涙目になるケースもある。これは反射分泌の涙なので、ドライアイがかなり進行している状態。
一度病院で検査を受けておこう。
ドライアイを防ぐためには、一点を集中的に眺めず、30分に一度は遠くのものを眺めたり、、首や肩を回すように心がけよう。また、意識的にまばたきをすること。それでも症状が良くならないときは、一度病院で診察してもらおう。
ドライアイと診断されたときの治療法は、涙の成分に似せてつくられた人工涙液の目薬を使う方法が一般的である。コレは保水効果に優れたヒアルロン酸ナトリウムを主成分としたもので、一般の目薬よりも目の中に長くとどまるようにつくられている。
そのほかに、症状によってはまぶたを温める温熱療法や、モイスチャーエイドという目の温度を保つ装置を眼鏡につける場合もある。
おしゃれのために女性が使っていることが多いコンタクトレンズ。
コンタクトレンズは目に接しているわけでなく、目の表面を覆っている涙に浮かんでいる。したがって長い間つけ続けていると、目の刺激を認識する力が弱まり、涙の分泌力を低下させるという報告があり、これがドライアイの原因のひとつと言われている。
コンタクトレンズを使用している人は、家に帰ったら少し度の弱い眼鏡に替えて、目に十分な酸素を与えてあげると同時に緊張を解いてあげよう。
また、ドライアイにかかっている人がコンタクトレンズをつけると、涙が少ないため角膜に直接レンズが触れるなどして、角膜を傷つけてしまうことになりかねないので、なるべく眼鏡に替えたほうがいいだろう。
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