妊娠を望まないのなら、確実に避妊をすべきである。それができない状況なら、セックスをやめるくらいの勇気を持とう。
妊娠に対する責任や負担は女性だけが背負うものではない。とはいえ、もし望まない妊娠をして人工妊娠中絶ということになれば、女性が受ける心と体のダメージは相当高くなる。それを避けるためにも正しい避妊の知識を持とう。
避妊の方法はいろいろあるけれど、女性の側が主導権が握れてかつ避妊効果が高いものにピルがある。ピルには欧米で主流になり先ごろ認可された低用量ピルと、ホルモンの含有量が多く副作用の強い中高用量ピルである。
この低用量ピルは、手に入れるためには意思の処方箋が必要であるうえに、保険の適用もきかず、また、薬である以上、多少の副作用もあるので安易に使うべきではない。しかし、その避妊効果の高さと、女性側から選択できる避妊法と言うことを考えると、避妊法の選択肢のひとつになっていることも無理のない結果だろう。
避妊目的でのピルがなかなか認可されなかった理由のひとつに、性病や性感染症の問題がある。避妊にピルを使うようになればコンドームが使われなくなり、その分性感染症にかかる人が増えるだろうというのが専門家の意見だった。
しかし、ピルを解禁にしなくても性感染症は増え続けた。それは、避妊のためにはコンドームを使うけれど、性感染症予防のために使うという意識が、使う側に少なかったからである。
AIDSなどのように、治療法が確立されていない病気は予防するしか自分を守る方法はない。また、潜伏期間が長かったり、症状が軽かったりした場合、自分でも気づかずに相手に接している場合もある。
ピルの解禁でほぼ100%の避妊が可能になったからといって、コンドームの使用をやめるべきではない。性感染症の問題は避妊とは別に考えるべきである。
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